3つのルートで一番安いのは？

はじめに、おさらいを兼ねて、債務整理の助っ人をお願いする
法律専門家を探すルートを見てみたいと思います。

代表的なものとしては下の3つがあります。

上の3つのルートでどれが一番費用を安くおさえられるかというと、
あくまで一般論となりますが、上の方から安い順番に並んでいます。

 

つまり、法テラス経由で依頼する場合がいちばん安く、
次に、法律事務所のホームページなどを通じて直接弁護士等に依頼する場合が安く、
弁護士会の報酬基準で依頼する場合が一番高い、という傾向になっています。

 

債務整理の内容や僕ら債務者のおかれた状況によっても変わってきたり、
そもそも3つのルートを好き勝手に選べないという場合もあるので、
それぞれのルートについて少し補足説明したいと思います。

 

法テラス～もっとも安く済むルート

法テラスは、経済的な余裕のない人の法律援助のために設立された公的機関です。

(法テラスの概要はこちら)

 

無料で法律相談が受けられるうえ、弁護士費用についても通常の相場より
かなり安い金額になっています。

 

しかもその費用については法テラスから立替金制度を使えば、
利用者は月々1万円ずつくらいを分割償還していけば良いので、
法テラスを利用すると費用的には大変楽になります。

 

ただし、ここが肝心なところなのですが、実は誰でも利用できるわけではありません。

「経済的な余裕のない人を支援する」という思想で運営されているので、
資力基準があり、収入や財産などが一定以下でないと法テラスを利用できません。

 

もし自分が一番安く済むルートが利用できないとなれば、かなり悔しいことですが、
こればっかりは逆立ちしても残念ながら何ともなりません。

 

ただ、民間の法律事務所でも、法テラスに登録されている弁護士であれば、
法テラスの立替援助を利用することができるので、
(なかなか見つけるのは至難のわざですが)もしそういった弁護士が見つかれば、
宝を掘り当てたようなものです。

 

民間法律事務所～競争激化で安価に

自分で民間の法律事務所に連絡をとって直接依頼するのが、
もっともボピュラーな方法かもしれません。

 

民間の法律事務所は、費用の安さでは法テラスにかないませんが、
それでも事務所を吟味すれば、安く済ませることができます。

 

というのも、弁護士費用は自由化されているので、
各弁護士事務所が自由に設定することができ、事務所によって千差万別です。

 

弁護士や司法書士の業界でも、ライバル間の競争は激しいので、
市場の原理が働いて、料金体系は低くなっています。

なので(安さだけでは選べないものの)、費用を安く済ませることは可能です。

 

また、民間法律事務所の弁護士が法テラス登録弁護士であれば、
法テラスの立替金制度を利用できる場合もあります。

 

時間的な余裕があれば、無料相談を実施している事務所を見つけて、
情報収集するのが良いと思います。

 

 

弁護士会法律相談センター

弁護士会が設置している法律相談センターでも債務整理の相談ができ、
初回の法律相談料は無料になっています。

 

基本的に相談担当弁護士に債務整理対応を依頼することになりますが、
担当弁護士が何らかの事情で対応できない場合には、
他の弁護士紹介を受けることになります。

 

弁護士会の法律相談センターのネックともいえるのが、

無料相談を担当する弁護士や紹介される弁護士については、
僕ら相談者側は選ぶことができないことです。

 

初診の歯医者で、優しくて腕のたつ医師にあたるかどうかは運次第ですが、
それと同じでどんな弁護士にあたるかはわからないので、
結果的に料金体系の高い事務所に所属の弁護士にあたってしまう可能性もあります。

 

そういうことも考えると、自分の目で見て、納得したうえで相談できる
民間の法律事務所をターゲットにするのが後悔しない選択だと思います。

 

借金がいくら減るか？まずは確認

以上のように、債務整理費用には幅があるので、依頼する先の吟味は必要です。

 

ただ中には、どこに相談したらいいか迷ってしまって、
なかなか事が進まないこともあります。

 

債務整理は時間との勝負という面もあるので、
まずは借金がいくら減るかを知っておくことは何よりも大事です。
それがわかっていないと話が始まらないですしね。

 

「まだ身元を明かして相談する気持ちが固まっていない」という場合は、
この下でも紹介していますが、
法律専門家に匿名無料で相談できるサービスを気軽に使ってみると良いと思います。

 

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