ヤミ金問題の解決と引き換えにブラックリストに載る？

ヤミ金被害を受けた場合に頼れる存在が、
言うまでもなく弁護士、司法書士といった法律専門家です。

 

ヤミ金対策のプロに相談すれば、僕ら債務者に代わって
ヤミ金と交渉してくれるのでその点は安心なのですが、
借金問題の解決と引き換えにブラックリストに載ってしまうと、
その影響を引きずって生活していかないといけません。

 

実はこのブラックリストに載るか否か？については結構間違えやすい点なので、
ココでその真相をハッキリさせておきたいと思います。

 

結論は？

結論から言うと、ヤミ金対策を行ってもブラックリスト入りすることはありません。

 

「でも、いくら借入先がヤミ金とはいっても借金にかわりないし、それってホントなの？」
と思うかもしれません。

 

確かに借り入れということでは同じですし、
債務整理すれば当然の結果としてブラックリストに載ってしまって、
「ブラックリストに載るとどんな影響がある？」のページで説明するような
不利益があると思うのも無理はありません。

 

でも、ブラックリストがどういうもので、闇金業者がどういう存在かを整理して考えてみると、
ブラックリスト入りしない理由がよくわかります。

 

ヤミ金は信用情報を扱いたくても扱えない

そもそもブラックリストと呼んでいるのは、信用事故として登録されることを指します。

 

じゃあ、その信用事故はどこに登録されるのかと言うと、
僕らの信用情報が集められている信用情報機関です。

 

金融業者はキャッシング・ローンの審査時にその信用情報機関を利用して、
ブラックリストに載っていないかどうかをチェックします。

 

で、ココがポイントなんですが、ヤミ金業者は正当な貸金業者ではないので
信用情報機関を利用する資格がありません。

資格がないということは、情報の照会ができなければ登録もできないことを意味します。

 

なので、ヤミ金側としては弁護士が介入してきて債務整理が実施されても、
信用情報機関にその事実を登録できないので、
他の業者に借金整理の事実が伝わることはありません。

 

闇金は違法な犯罪組織、ブラックリストの心配は不要

大事なことなのでちょっと堅苦しい説明をしましたが、
そもそもヤミ金は水面下の闇の世界で違法営業をしている犯罪組織です。

 

融資する際にまじめに審査をするわけでもなく、
お客が滞納したからといって正当な手続きで督促・回収をすることもありません。

 

僕らがいる世界とは完全に遮断された存在なので、そのヤミ金との取引に関わることは、
信用面にはいっさい影響を及ぼしません。

 

ということで、ヤミ金対策を行なってもブラックリスト入りすることはないので、
安心してください。

 

ヤミ金対応専門の法律事務所