過払い金請求、自分ですると損する理由

サイゾウ

このページでは、過払い金請求を自分でするより弁護士に依頼する方が、断然有利だという理由を解説しています。

「弁護士費用を節約したいから、自分でできないかな」と考えている人は、弁護士費用をケチった金額以上に損することが分かると思うので、一度チェックしてみてください。

サイゾウもご多分に漏れず、キャッシング愛好家だったので、
利息制限法を超えた金利で借入れしていた時期がありました。

なので、実をいうと、自分の手で過払い金請求をやってみたのですが、
残念ながら途中で挫折しました汗。

貸金業者に取引履歴の開示請求をして、資料を取り寄せるところまでは行ったのですが、
その後の引き直し計算が難しすぎて、そこで断念しました。

ネット上を探せば、引き直し計算ができる無料の計算ソフトがあるにはあるので、
サイゾウと同じように「自分でできるんじゃね？」と思う人がいるかもしれません。

でも、仮にそれができたとしても、自分でやるのはかなりデメリットがあるので、
その点を具体的に説明してみたいと思います。

弁護士費用がネックで、「自分で何とか手続きできないか」と考えるのは自然なことですが、
僕ら債務者が貸金業者と交渉するのと弁護士がするのとでは、
結果に雲泥の差が出てしまうのが実情です。

なぜかというと、業者側は個人が相手だと態度を変える、
もう少し乱暴な言い方をすれば、ナメてかかってくるからです。

業者は相手に専門的な知識がないのをいいことに、
「このやり方が一般的だ」「この条件じゃないと応じない」など好き勝手言って、
本来不合理な内容にもかかわらず、業者に有利な条件ばかりを突き付けてきます。

この場合、納得できない条件だとしても
プロ並みの知識があるわけじゃないので強く抵抗もできず、
しぶしぶ業者の言い分で不利な条件で和解してしまい、
ほとんど過払い金を取り戻すことができなかったというケースもよくあります。

また、過払い金請求は借金返済中の場合もすることができますが、
この場合、請求者は「返済しないといけない債務者」という立場でもあることから、
どうしても強い態度で業者と交渉することができません。

でも、弁護士相手となると、不合理な条件は指摘されてしまうので、
業者は無理を言えなくなります。

それどころか、弁護士の力量によっては手のひらを返したかのように、
ヘコヘコする業者もいるくらいなので、交渉はプロの弁護士に依頼するのが最善策です。

過払い金請求を素人が個人で行う場合、
自分ではどのような条件で合意して良いのか判断できないというのが実情です。

例えば、業者から「この条件はかなり優遇してます」と言われたとしましょう。
ですが、それが本当なのか、もっと優遇できるんじゃないかというのは、
素人判断では計れません。

身近なことに例えると、初めて住む場所で賃貸マンションを借りるとき、
「この家賃はめちゃめちゃ安いんですよ！」と言われても、
相場が分からなければ何とも言えません。

それと同じで、過払い金請求のそもそもの基準を知らない僕らでは、
条件の良し悪しを判断することは非常に難しいです。

業者側から「経営状態が苦しいからどうしてもこれだけしか支払えない」などと言われたら、
「そうかな、仕方ないな」と思って妥協しないといけないと思ってしまうものです。

かと言って、強硬な態度のままでいすぎると交渉がこうちゃく状態になり、
完全にストップしてしまうこともあります。そうなったら最悪です。

ですが、弁護士なら相場や判断基準を知り尽くしています。
いくら業者がもっともらしい理由をつけてきても、おかしいと見抜いて指摘することができ、
逆に「ここは少し譲った方がうまくいく」と気づけば、
妥協点を提案して上手く話し合いを進めることもできます。

業者の口車に乗せらせることなく交渉をするためにも、弁護士の知識や目利きが必要です。

過払い金請求では、業者側の態度が誠実でない場合など、
過払い金返還請求の裁判(訴訟)をしないといけないケースがあります。

「えっ、自分で裁判なんて無理なんですけど！？」と思うように、
裁判手続きは専門的で複雑な書類作成提出なども必要になり、
僕ら素人が裁判を起こすのは、一夜漬けで東大に合格するくらい無理な話です。

相当勉強すれば、可能性はゼロじゃないかもしれませんが、
裁判手続きは専門的でかなり複雑なので、二日三日じゃどうにもできません。

結局、裁判が必要と分かったけど自分じゃ無理だから、
裁判を避けるために業者の条件をのんで不利な金額で妥協することになったりします。

その点、弁護士は訴訟のプロなので、何の問題もなく過払い金請求訴訟を進めてくれます。

以上のようなことを考えると、訴訟のプロの弁護士に依頼するのが得策だと言えます。

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