弁護士の力量の差

弁護士の力量の差で救われるものも救われない事実

サイゾウ

 

このページでは、債務整理を依頼する弁護士の力量には差があるということを、事例を示して説明しています。

 

弁護士選びが生死を分けるといっても言い過ぎでないくらい、債務整理では大事だという事がわかってもらえると思います。


ちょっと信じられないかもしれませんが。

力量などという言葉を切り出すと、「何を大げさな!」と思われてしまいますが、

債務整理を依頼した弁護士の力量の違いで、救われるものも救われない、
といった泣くに泣けない事態になることもあります。

 

それを象徴する事例を2つ紹介してみたいと思います。

 

百戦錬磨の弁護士だけが持っているもの

このページを読んでいる人には言うまでもないことかもしれませんが、
弁護士から受任通知を送ってもらうと、債権者からの直接の督促が止まるので、
平穏な生活をとりもどすことができます。

 

でも、ホッとしているのもつかの間で、いきなり債権者が訴訟をおこしてきたり、
給料の差し押さえなどの強制執行手段を使ってくることがあります。

 

債権者に先手を取られてしまうと、こちらも臨戦態勢に入らざるをえないので、
自分にベストな方法を検討することもできなくなってしまいます。

 

でも、債権者の出方がわかっていれば、先回りして自分に有利な手段を選択して、
手続きを進めることができます。

相手を熟知しているというのはかなり大きな武器になります。

 

それは債務整理に限った話ではなくて、
例えばサッカーであれば、対戦相手が縦パスを多用してくるのがわかっていれば、
それを想定した対策が立てられます。

 

恋愛であれば、一度も恋愛経験がないうぶな状態よりも、
ある程度経験を積んで異性の気持ちがわかっているほどうまくいくものです。

 

さらにもっと言えば、時代をさかのぼって戦国時代でも、
相手の武将の戦術を見通せていれば裏をかくこともできます。

経験がものをいう

ちなみに、債権者が債務整理の交渉でどういった姿勢で臨んでくるのか、
つまり、すぐ法的手続きを取ってくるタイプなのか、話し合いで解決するタイプなのか、
というのは人の性格と同じで、ある程度決まっています。

 

そして、経験を積んだ弁護士(司法書士)であれば、債権者のタイプをだいたい把握しています。

 

債務整理の対応実績が多い弁護士であれば、債権者の名前を聞いただけで、
おおよその作戦を頭の中で描けるといっても過言ではないと思います。
弁護士の経験の深さは、そういったところに現れます。

どうやって見分けるの?

「じゃあ、どうやってその弁護士を見分ければいいの?」ということになりますが、
ストレートに聞いてしまっても全然問題ないと思います。

 

自分が借りている業者が、その法律事務所に対してどのようなスタンスで交渉してくるのか、
それを聞いてもなんの失礼にもあたりません。

 

「この業者はウチの事務所に対しては強硬です」などとすぐ答えられる弁護士であれば、
ある程度安心して頼めます。
百戦錬磨の弁護士かどうかを占う質問としては、かなり有効だと思います。

 

まさか?専門的な手続きを理解していない弁護士

僕らが弁護士などの法律専門家に対して持っているのは、
「弁護士は法律のプロ」というイメージですが、
そのイメージを壊してしまうのが次に紹介する事例です。

 

自己所有の家を持っている人で債務整理をする際に共通するのが、
「できれば住宅ローンは払い続けて、家だけは手放したくない」という希望です。

 

でも、弁護士によっては「自己破産しかない」の一点張りで、
住宅ローン付個人再生というのですが(詳細はコチラ)、
家を残して借金整理する方法を教えてくれないといったケースもあります。

 

これは作り話ではなく、自己破産しかないと言われた後に、
病気の時のセカンドオピニオンと同じように別の弁護士に相談して、
その方法の存在を知ったという実例もあります。

 

専門的な手続きをきちんと理解していない専門家がいるのは、ちょっと信じがたいですが、
存在するという残念な実情があります。

 

弁護士次第で救われるものも救われないこともあるので、
法律専門家がすべて死角のない完璧な人ばかりではない、
ということを念頭に置いて弁護士を選ぶことも大事、とサイゾウは思っています。

 

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