知人・勤務先からの借金

知人や勤務先からの借金、債務整理から外せる?

サイゾウ

 

このページでは、借金の整理(債務整理)をする際に、知人友人、勤務先など身近な人からの借金を対象外にできるのか?について解説しています。


借金整理に成功しやすいタイプかも?

借金の整理(債務整理)を考えている時点で、かなり追い込まれた状態のはずです。

 

なのに、「知人や勤務先からの借金を債務整理から外せる?」
と考える冷静さがあるところは、サイゾウとしては脱帽という感じです。

 

身近な人に迷惑をかけたくないという他人の利益を考えての場合もあるし、
白い目で見られたくないというあくまでも自分を守るための場合もありますが、
いずれにしても、自分を見失っていないので借金整理に成功するタイプのように感じます。

 

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、次に本題に行ってみましょう。

 

借金整理の方法は自己破産以外にもある

「知人や勤務先からの借金を債務整理から外せる?」

おそらく上のような疑問が出る人の頭の中は、
借金整理=自己破産という構図が描かれていると思います。

 

基本的に自己破産は、少し乱暴な言い方をすると、
持っている資産を手放して、その代わりに借金すべてから開放される手続きです。

 

法律の力で借金を整理する方法なので、
借金はいっしょくたにされて、知人や勤務先を分離することはできません。

 

でも、自己破産という方法があまりにも認知度が高いだけで、
借金整理の方法は、自己破産だけではありません。
むしろ実際には、自己破産の比率は他の方法に比べ低いです。

 

じゃあ、知人や会社からの借金を別枠にできる方法って何?という点を具体的に説明します。

 

任意整理という方法がニーズに合致

名前は聞いたことがあるかもしれませんが、債務整理には、
自己破産、個人再生、任意整理という3つの方法があります。

 

個人再生は自己破産と同じで、裁判所が介入する手続きで、
債務整理の対象から特定の債権者を除くことはできません。

 

でも、任意整理という方法は、「任意」という単語がついているように、
あくまでも業者との個別交渉によって借金を整理するスタイルをとります。

なので、整理したい債権者を個別に選ぶことができます。

 

知人や勤務先からの借金は任意整理せず今までどおり返済し、
残った借金のみ専門家に依頼して、各業者と交渉してもらうという戦術が使えます。

 

 

以上のように任意整理は、全債権者について同レベルで裁判所に申し立てをしなければならない
自己破産、個人再生の場合と大きく異なり、
知人や勤務先からの借金はちゃんと返済していきたい場合に適した方法です。

 

ただ、任意整理はあくまでも「業者との交渉事」になるので、
意図した通りに借金整理が進まない場合があるので、その点は注意が必要です。

 

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