借金が返せない 自己破産

「借金が返せない=自己破産」はベストな方法?

サイゾウ

 

借金が返せなくなると最初から「自己破産」を頭においている人がいますが、それってちょっと危険だよ!ということをこのページでは解説しています。

 

自己破産が万能ではなく、それ以外にも借金を減らす方法があることが分かるページです。


借金が返せない=自己破産、ではない

もうこれ以上、借金を払えない、というような追い込まれた状態になると、
最初から「自己破産」を頭においている人がかなりいます。

 

なので、弁護士などの専門家に債務整理の相談をする場合、
いきなり「自己破産したいんですが、、、」と切り出す人が多いです。

 

借金苦=自己破産という構図が焼き付いているのでそうなるのですが、
よくよく話を聞いた弁護士から、
「あなたの場合、自己破産しなくても債務整理はできますよ!」と言われると、
「えっ、自己破産しなくても借金を減らせるんですか?」と
驚いた顔をするケースは珍しくありません。

 

「自己破産したい、、」と言っても、内心は自己破産したくないというのが、
ほとんどの人に共通する気持ちだと思います。

 

自己破産以外の方法としては、任意整理、個人再生がありますが、
詳しい内容は別のページで解説しますので、
このページでは、自己破産が万能ではない、逆に損することもあるということを
伝えたいと思います。

 

借金がチャラになるとは限らない

自己破産すると借金がチャラになる、というイメージがありますが、
ちょっと専門的に言うと、
「免責」といって債権者が借金の返済を求めることができなくなる決定を、
裁判所が下すことで成立します。

 

ただ、借金をチャラにすることは、(あまり表現は良くないですが)
例えたら有罪を無罪にするくらい特別な扱いなので、
裁判所としては無罪放免に値する借金事情だったのかに注目します。

 

ギャンブルや交遊費・投資など自己責任に重大な問題がある場合は、
「ちょっとこれは認められないでしょー!」という判断を下します。

 

そうなると、借金が帳消しになることはなく、
ただの破産者で借金を支払わなければならない状態を変えることはできません。

 

なのでもし、自己破産すれば借金苦から逃れられる、と思っているのであれば、
ちょっと危ない考え方だということになります。

 

自己破産をあきらめたらお金が戻った!

自己破産が万能ではない理由として、もっと顕著な例として、
自己破産をやめたらお金が戻ってきた例をあげることもできます。

 

現在は認められていませんが、平成22年6月の貸金業法の改正以前は、
いわゆるグレーゾーン金利と呼ばれる余分な利息を支払っていた時期があります。

 

後になって違法だという最高裁の判例が出た関係で、今では、
余分に払いすぎていた利息を借金残高から減額することができるようになっています。

 

場合によっては、借金残高よりも払い過ぎた利息のほうが多くて、
任意整理という方法でお金が戻ってくるということも実際にあります。

 

ガンコに自己破産を言い張って、免責が認められれば借金はゼロになります。
でも、その裏には自己破産というキズを自分に付けずに、さらにお金が戻ってくるという、
180度正反対の夢のような道も存在するということです。

 

弁護士や司法書士に相談することで、考えても見なかった
逆転満塁ホームラン的な解決策が見つかるので、
一人でなんとかしようとせずに、まずは専門家に声をかけるのがベストです。

 

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